肋木メンテナンス

木は長い年月の間にいろいろな変化を起こします。
優れた調湿機能が収縮を起こし接いでいるところがユルむ。
自然と強く堅牢となる過程で反ってグラつくことも。
色もかわり購入時とは別人のよう。

グラグラ、ゆらゆらは壊れたわけではありません。
しっかりと今の木にフィットするように組み直し、接ぎ直すことでもとに戻る。
色がかわっても、汚れていても表面をうすーく削ればまた楽しめる

木はメンテナンスをすれば買い替える必要がないエコで懐かしい思い出も残してくれる大切な資源です。
ぜひご相談ください。

※特には変色の大きい材種です。メンテナンスで美しい素の色や香りを楽しめます!!

ナガサワ伝統継承事業

ガタつく・グラグラする

丸棒の抜け

木の膨張収縮だけでなく、ビスによって開けられた木の孔の部分が少しずつ広がることで起きるグラグラ。
いつの間にか固定していたビスがはずれ、なくなってしまった丸い棒を新たに製作し、接着剤とビスで固定しました。

フレーム交換

使用しているうちに曲がったりしなったりして、いびつな形となってしまった肋木の柱部分。
丸棒も同様ですが、大きく変形し、使いにくさや強度上問題があると判断した場合には部材を交換しています。

板の曲がり

滑り板の裏側に支えとなっている桟。
子どもの体重や表からの力により大きくしなったり、しなりによって割れたりと様々です。
部材の状態によっては交換します。

※修理方法や部材交換の有無については、木の状態により弊社で判断させていただいております。

割れている・欠けている

割れ

使用しているとどうしても痛んでくるのがカドの部分。
ぶつけたりすると端の部分から木は割れていきます。小さな割れが欠けとなり、それがどんどん大きくなっていきます。

割れた部分の補修は、削って直すか埋めて直しを行います。

補修

大きな割れやささくれが残る場合は樹脂で埋めて削ったり、桜の木を新たに接着して欠けを直します。

板の割れ

滑り板の欠けてしまった部分も滑らかに補修します。

※修理方法や部材交換の有無については、木の状態により弊社で判断させていただいております。

汚れている・染みがついている

落書き

手垢や汗、落書きなどは当たり前のように、いつの間にか付いてしまってます。
マジック汚れなどは薬剤で落し、木の表面が荒れたところは研磨して木地を整え、塗装を行うことで木を保護します。
よりいい状態で長く使うためにはどうしても欠かせない作業です。

本体の染み

水分が木に付着したままの状態で保管していたり、アルコール消毒などしていると塗膜がはがれ、木地が荒れて表面がざらざらしてきます。

また長い年月に紫外線を受け続けることで同じように塗膜が壊され木が傷んできます。
研磨・塗装することで桜本来の木の質感が甦ります。

滑り板

樹皮近くに住み着いていて、伐採、製材、乾燥を行っても、ひっそりと身を隠している生き物。
基本的に樹皮に近い部分は取り除いていますが、稀に硬い部分にもいて、いつの間にか木の表面に現れてきます。

生き物によって捕食された跡。こちらは樹脂を充填してなおしています。

 

※深く入り込んでしまった汚れや染みは完全に取り除くことはできませんので、ご了承ください。